毎日仕事をしてそれだけでも大変なのに、真剣に子育てする余裕なんてない。。。
と思っている方、子育てをするだけで仕事のパフォーマンスが上がるなら、こんなに嬉しいことはないですよね 。
今回は、子育てをすることで得られる仕事でも役立つ3つのスキルについてご紹介します。
ロジカルシンキング(論理的思考力)が鍛えられる
ずばり、ロジカルシンキングができるようになります。
理由はシンプルです。子供からの「なぜなぜ地獄」によって、日々鍛えられるからです。
私の場合、少し喋れるようになったきた2歳から3歳ぐらいですかね、本当にしつこいぐらいに「なんで?」「どうして?」と聞かれました。
子ども「何で雨って降るの?」
私「雨はね、雲があるから降るんだよ」
子ども「なんで?」
私「雲はね、海から出てきたお水が上がってきて作られるんだよ」
子ども「なんで?」
私「海はね、お水からできているのはわかるよね?そのお水は、熱くなると空気になるんだ」
子ども「なんで?」
私「そうだなあ(突っ込まれ過ぎて段々焦ってくる)・・・お水っていうのはずっとお水でいるわけじゃないんだよ。お風呂に入ってるとさ、白い湯気がもわーって出てくるでしょ?お水は熱くなると上の方にいくんだ。だから、海の水も熱くなると上にあがっていくんだよ」
子ども「へー」
私「でね、もわーっと上に上がった湯気は、冷たくなるとまたお水に戻るんだって。お風呂の天井にさ、雫がついてるの見たことあるでしょ?あれはね、上の方にあがった湯気が、冷たくなってまた水に戻ったんだって。だから、雨が降るっていうのは、お風呂の中で熱くなったお水が上にいって、また下に戻ってくることと同じことなんだ。」
子ども「ああ、わかったよ」
このようにしっかり論理的に、わかり易く伝えられないと「なんで?」の無限ループに陥るわけです。
私「そうだなああれじゃない?鬼が泣いてんじゃないの?」
子ども「え、なんで?」
私「鬼も泣きたい時あるよね?」
子ども「え、なんで?」
私「悲しいからじゃない?」
子ども「で、何で雨が降るの?」
決してごまかさないように、しつこいくらいに追求してきますので(笑)
あのトヨタでも「なぜを5回以上」繰り返す、と言われてますよね。
なぜを繰り返すことによって議論が深まり、自分でも気づいてなかった原因にたどり着けるかも知れません。
そして、説明はより具体的に相手が想像できる領域であることが望ましいですね。
今回で言えば、「お風呂」という彼が体験したことのある場所で説明してあげることによって、理解ができるようになりました。
これは仕事においても非常に重要で、相手の立場に立って分かりやすい説明を心がけましょう。
視野が広がる
子育てをすることで視野が広がります。
なぜなら、子供と接することによって、我々の想像を遥かに超えた子供の視野を逆に学ぶことができるからです。
こんなことがありました。
子供が1歳になる前でまだほとんどしゃべれない頃。
牛乳をしきりに指差すんです。
きっと喉が乾いているんだろう思い、コップに牛乳を入れて差し出すとぎゃーぎゃー泣くではありませんか。
何かまずいことしたのかなと思い、指を差していた方向にある別のものを与えても全く泣き止みません。
同様のことを繰り返しても全く状況変わらず途方にくれていたその時、持っていた牛乳をそっと差し出すとにこっと笑ったではありませんか。
そう、彼は牛乳を飲みたいのではなくて、いつも牛乳を注いでいる私の姿を見て、自分も注いでみたいと思ったようなのです。
まさに目からうろこでした。
牛乳は飲むものだと思ってたけど、注ぐものでもあるんだと。
うわー、なんか頭カチカチになってるなーと反省したことを覚えています。
仕事でも何か先入観に囚われてしまっていることありませんか?
我々は色んな先入観を持ってしまっていますから、無垢な乳幼児と接する時は、なんでそういう行動を取っているんだろなってクイズのように考えると、子育てをもっと楽しめるかも知れません。
人財育成のスキルが上がる
人材育成のスキルも身につきます。
理由は簡単です。子育てそのものが人財育成とほぼ同義だからです。
例えば乳児の頃、なんとか1歳までに歩かせたいと考えたとします。
その為には、ある程度足腰を鍛える必要があるから、ハイハイに加えてたまにつかまり立ちをさせたり、ジャンプ運動をさせたりします。
これは、いつまでにどのくらいのレベルを狙うか目標を立て、それまでに何をしなきゃいけないか組み立てること、まさに仕事における人財育成と同じです。
これが自然にできると思うと、少しやる気が出てきませんか?
まとめ
3つのスキルについて紹介しましたがいかがだったでしょうか?
当たり前のことも多いですが、子育て期間に学んだことが直ぐに仕事に活きれば、モチベーションも上がりますよね。
仕事と子育ては両立できる、これを読んで少しでも子育てに前向きになって頂けたら嬉しいです。